航空切手にはプレミアがつく?買取価格の相場は?

航空切手は今では販売されていない種類の切手ですが、買取に出した場合の価格はいくらぐらいになるのでしょうか。
航空切手の歴史、種類ごとの特徴、買取価格の相場などについて紹介していきます。

今は販売されていない航空切手の買取価格は?

航空切手は何のために作られた?

航空郵便専用の切手として航空切手は製造され、他の普通切手と比べて額面が高額なのが特徴の1つです。

現在の日本では発行されていませんが、世界各国では普通に航空切手は使用されています

日本では航空切手は様々な料金の納付に利用することができましたが、諸外国では航空郵便以外には使用できないことが多いです。

切手のモチーフには飛行機・飛行船・鳥などの空を飛んでいるモチーフが多く採用されています。

航空切手の始まりはイタリア?

世界で初めて航空機による航空郵便が実施されたのはイギリス領インドでした。

それまでの航空郵便は、伝書鳩を使った原始的な伝達方法や、気球によって郵便物を送る方法が主でした。

1917年になるとイタリアは、トリノ-ローマ間の試験飛行で用いる郵便物に貼るための加刷切手を発行し、これが世界で最初の航空切手だと言われています。

翌年の1918年にはオーストリアも同様に航空郵便用の加刷切手を発行しました。

同年にアメリカでは普通切手の一種として正刷航空切手を発行しましたが、航空郵便用ということもあり高額な切手でした。

日本での航空切手が発行されていないのはなぜ?

日本で航空切手が生まれたのは1929年と他国に比べて少し遅い始まりとなりました。

国内航空便用と国際航空郵便用の2種類が発行されていましたが、国際航空の切手は当時では高額な物でした。

1953年には航空郵便制度が速達郵便制度と統合されたため、航空郵便用の切手は不要になり、現在では発行されていません。

航空切手の種類と買取価格の相場は?

芦ノ湖航空

1929年に発行された航空切手で、航空郵便が本格的に始まった際に作られたのがこの切手です。

芦ノ湖とフォッカー7型3M旅客機が描かれており、航空切手の中でも人気のある切手の1つです。

額面単位は8銭5厘、9銭5厘、16銭5厘、18銭、33銭で、それぞれの発行枚数が異なりそれによって買取価格も変わっていきます。

最も高値で取引されているのが8銭5厘の切手で、バラ単位でも2000~3000円の買取価格が見込めます。

その他の額面切手でも、状態が良い物なら1000円前後での買取が期待できます。

きじ航空

1950年に発行された切手で、名前の通りきじが描かれており、航空切手の中でも全体的に価値が高いです。

額面は16円、34円、59円、144円という半端な額ですが、当時の航空郵便の料金に合わせて設定されているのが理由です。

額面問わずに全体的な買取価格の相場は1000~1400円となっています。

その中でも特に高いのが59円切手で、美品なら1枚1500円程で買い取られることが多いです。

五重塔(銭位)

1951年に発行された航空切手で、ダグラスDC4型機と五重塔が描かれています。

額面は15円、20円、25円、30円、40円の5種類で、それぞれ異なる色で印刷、発行されました。

買取価格の相場は切手の状態によっても異なり、安い物なら200円、状態が良いものなら1000円程度の買取価格が期待できます。

五重塔(円位)

1952年に発行された航空切手で、五重塔(銭位)の額面が円になったものです。

額面は銭位のものと同じ15円、20円、25円、30円、40円の5種類ですが、買取価格は銭位に比べてだいぶ低くなります。

20円程で取引されるのがほとんどですが、20円切手は1500円程の価格が付く場合もあります。

立山(銭位)

1952年に発行された航空切手で、雲がかかった山の近くを航空機が飛んでいる図柄です。

額面は55円、75円、85円、125円、160円となり、全体的に他の航空切手より高値で買取される傾向があります。

買取価格が一番期待できるのは55円切手で、綺麗な状態なら7000円前後の値段がつけられます。

それ以外の額面も800円~5000円程度の買取価格が期待できます。

立山(円位)

1952年に発行されたもので、立山の航空切手(銭位)の額面が円になった物です。

額面は55円、75円、85円、125円、160円で、額面によって買取価格の相場は異なります。

立山切手の買取価格は全体的に400~2500円前後の価格で取引されていますが、75円切手なら4000円程、80円切手なら3000円程の買取価格が見込めます。

また、85円切手だけ買取価格が安く100円前後になってしまうこともあります。

大仏航空

1953年に発行された航空切手の1つで、切手に描かれているのは鎌倉の大仏様、富士山、DC-4型機です。

額面は70円、80円、115円、145円の4種類ですが、航空切手の中ではあまり買取価格は高くならず、30~120円程度が相場になります。

145円の額面のものだけ買取価格が少し上がり、400円前後での買取が多いです。

コイル空港切手

1961年に発行されたコイル空港切手は他の航空切手に比べて新しいものの、発行されていた期間が短いので買取価格は高めになります。

額面は30円ですが、バラ切手でも状態が良ければ1枚800円程の値段がつけられることもあります。

このコイル切手は航空切手として扱われることが多いですが、本来は京都中央郵便局の自販機で販売する為に急遽五十塔空港切手の図柄を借りただけの普通切手なのです。

このような裏話がある切手ですが、発行枚数も少なく収集家から人気があることは確かです。

航空切手は買取でも人気が高い

日本で発行された全8種類のデザインの航空切手は、1953年の郵便制度の統合により、航空郵便の発行が終了してから購入ができなくなったため、今ではプレミアがつく物も多いです。

切手の状態にもよりますが、額面以上で買い取って貰える物も多く存在するので、切手を処分・換金したい、コレクションをやめようなどと考えている人は切手の宅配買取を利用してしっかり査定をして貰うことをオススメします。

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